最近、図書館の魅力に魅了され読書にいそしんでます
せっかくだから読んだ本を記録する事も
楽しいのでは?と思い立ってやってみることにします。
<一応のルール>
・1ヶ月間に読んだものを簡単な感想をつけて記録する。
・趣味実用書、雑誌などは含まず、読み物を中心にする。
江上剛 「隠蔽指令」 「合併人事」
知人が、江上氏と懇意にしていることを知って興味がでて読んでみた
銀行出身の方だけあって、リアルな銀行内部の様子と展開の早さで
一気に読めて面白いとは思ったけど、読後の感想は2冊とも「軽い」でした。
もう少し著者の作品を読んで作品傾向を把握かな?
道尾秀介 「シャドウ」
何気なく手に取った作品
あまり期待なく読み始めたら、結構面白くって心地よくだまされました。
最後の謎解きのあたりは、心理学用語が多く退屈になったけど
物語の展開も申し分なく楽しめました。
霧村悠康 「特効薬」 「細菌感染」 「脳内出血」
去年にこの作家の「 ロザリアの裁き」という本が良かったので
書棚にある分の著書を借りて読んでみました。
1冊目が良かった分、「細菌感染」 「脳内出血」の2冊は特に
現役の医師としての不満の暴露本?と思ってしまうくらい、医学部内部の
人事抗争(人間関係)につきていて、むりやり事件と絡ませて読ませてます
といった感じで残念だなぁという感想です。
岡西克明・岡西松子 「ばーさんがじーさんに作る食卓」
これは有名なブログの書籍で、のんびり写真と文章をよんで
ほっこりとした気分になれる本です。
タイトルどおり2人の食卓に関するものなので、中にはまねしたくなるような
料理がのっていたり、知恵袋のようなものをみつけたりできて
お二人の人柄にも触れられる、一石三、四鳥くらいできる本。
喜多喜久 「ラブケミストリー」
はて?と、タイトルに惹かれて手にした本
科学が苦手な私に読めるのか?と、おそるおそる読み始めたら
1日で読み切ってしまうほど楽しいお話でした。
万城目学さんや森見登美彦さんのようなリズミカルな文体で読みやすく
登場人物も一癖あるユーモラスな人物を描きながら、取つきにくそうな科学も
しっかり解説されていて、 「ラブケミストリー」でした。
百田尚樹 「永遠の0」
出版された頃から気になっていたけど、「戦争もの」と敬遠していた作品
”戦争を知らない、戦争とは悲惨なもの”と学校で習った知識だけで判断し
敬遠していた者にとっては「先の戦争」について考えるには良本。
当時の軍、マスコミのプロパガンダによって作られた人の命の軽視の思想に
生きることが困難だった(死を美化する)時代があったことを忘れてはいけないと思った。
人間の最も貴いものは命。
小野不由美「月の影 影の海」上
「永遠の0」を読んだ後の反動?でファンタジー系が読みたいなぁと思い
ライトノベルズ?(図書館の分類ではヤング)の棚から抜き取った本。
設定はファンタジーだったが、内容は重たかった!
だけどこの先のことが気になってしまってアマゾンで検索してしまった。
以上 9冊の感想でした。